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ききみる日記

平和公園で「二度寝で番茶」

こんにちは。kakukakuです。

この寒空に、公園で二度寝かよ!?と思われた方、ごめんなさい。

先日、「二度寝で番茶」というタイトルの本を平和公園で読んだのです。

買ったばかりの本だったのですが、家に帰るまで待ちきれなくて、

さわりの部分だけでも……と平和公園へ。(広島市の中心地にあります)

陽のあたるベンチを見つけて近づいたら、先客がいました。

ハトです。寒そうです。まん丸です。

ワタシも本を読みはじめて10分後には、まん丸に。

さすがに冷えます。カフェにでも行けばよかったと、ちょっと後悔。

「二度寝で番茶」は、脚本家の木皿泉さんの初エッセイです。

知る人ぞ知る、男女ふたりの脚本ユニットで、

ふたり合わせたペンネームが木皿泉(きざら・いずみ)。

テレビドラマの代表作は「やっぱり猫が好き」「すいか」

「セクシーボイス アンド ロボ」などなど、

多分、好きな人はめっちゃ好き♡なワールドです。

もちろん、ワタシも大好き。

2003年に「すいか」の脚本で向田邦子賞を受賞されたとき、

「仕事は食べていけるだけあればいい」

という意味の談話が新聞に載っていました。

ゆる〜いのではなく、やっつけ仕事はしない、ということでしょう。

一つの物語を生みだす思いが、きっとハンパじゃないから。

「二度寝で番茶」を読むと、やっぱり、そんな感じのおふたりでした。

*     *     *

となりのベンチは青春です。平和学習でしょうか。ここで何を感じたのかな。

青春といえば、今夜が最終回のドラマ「Q10(キュート)」も木皿脚本です。

ロボットの少女に恋をするという設定はファンタジーなのですが、

登場人物のセリフが、リアルに切なくて、あったかくて、いいんです。

エンディングに流れる「ほんとのきもち」という曲もいいですよ。

歌ってる高橋優さんは、脚本を読んでから歌詞を書いたそうです。

どこかに置き忘れたような気持ちがよみがえってくる、

言葉のチカラって、すごいですね。

*     *     *

おまけ。風ニモマケズ歩ク、宮澤賢治のようなハトです。