こんにちは。kakukakuです。
ほんの一時間くらい歩いただけのまちが、
なぜか懐かしく想い出されることがあります。
先日立ち寄った福山市の鞆の浦も、そんなまちでした。
潮の香り、路地を行き交う足音、のり巻きの味、猫のあくび・・・
親しみを感じる何かが、DNAに書き込まれているのかもしれません。
ちょっとアートなサヨリの天日干し。すだれみたいですね。
味のほうは・・・ごめんなさい!
写真だけ撮って、買わなかったことを後悔しています。
こちらは味見をさせてもらいました。
鞆の浦には、16種の生薬をみりんに漬け込んだ「保命酒(ほうめいしゅ)」
という薬酒の蔵元が4軒あり、それぞれ試飲ができます。
保命酒の醸造は350年以上の歴史があり、
幕末に黒船で日本にやって来たペリーも食前酒として飲んだとか。
独特の味と香りですが、ソーダで割ってもおいしいですよ。
アニメファンにはおなじみのエピソードですが、
宮崎駿監督は鞆の浦に滞在して、
映画「崖の上のポニョ」の構想を練ったそうです。
この小さな噴水はジブリ作品(!?)ではないと思いますが、
このまちでポニョが愛されている証拠。手づくりっぽさがいいですね。
路地を歩いていると、瓦をのせた塀でエビスさまが笑っているのを、
あちこちで見かけました。
さすが漁業のまち、鯛の名産地です。
こうした飾りは縁起瓦とも呼ばれ、
五穀豊穣を願う大黒さまのバージョンもあるとか。
出会うたび、思わず手を合わせたくなるエビスさまスマイル。
次回は、もっとゆっくり、このまちを楽しませていただきますね。