こんにちは。kakukakuです。
初夏の日ざしを浴びて、色とりどりの花がほほえむ季節。
花壇ですくすく育つ花もきれいですが、
石畳や石垣、アスファルトの隙間から芽を出し、
たくましく咲いている花に出会うと頭が下がります。
自然のサイクルに身をゆだね、
どんな場所でも、何があっても、生きていく。
その強さに心ひかれるのでしょうね。
* * *
たくましい植物の話題をもう一つ。
5月8日の「ききみる日記」で、
広島市役所の本庁舎前で栽培展示されている、
小さな小さな麦畑を紹介しました。
あれから2週間。
青々としていた麦の穂が、いつの間にか黄金色に!
畑は鳥よけのネットで、すっぽり覆われています。
まさに「麦秋(ばくしゅう)」ですね。
麦は初夏に収穫期を迎えることから、
この季節のことを麦の秋「麦秋」といいます。
以前、テレビで観た小津安二郎監督の映画「麦秋」では、
風にゆれる麦畑の印象的な映像が、ラストシーンに使われていました。
モノクロなのに黄金色のイメージが鮮明に残っているのは、
「麦秋」というタイトルがインプットされた頭で観たからでしょうね。
季節に律儀な植物たちに、今日も励まされました。
ありがとうございます!