こんにちは。kakukakuです。
広島の県北には雪便りが届いているようですが、
春は桜、秋は紅葉の名所でもある土師ダムの近くに、
ちょっと変わった展示スタイルの美術館があるのをご存じですか?
中庭の芝生を囲むように、15棟の独立したギャラリーがある、
安芸高田市立「八千代の丘美術館」。
ここでは、広島県を拠点に活躍するアーティストたちが、
一人1棟のギャラリーを占有して作品を発表しています。
展示作品の写真撮影は禁止ですが、それ以外はOKということで、
中庭の写真を撮らせてもらいました。
訪れたのは11月の終わりだったので、まだ雪はなく、紅葉のピーク。
クリスマスの準備でしょう、芝生には大きなリースが飾ってありました。
ぐるりと並んだ白い小さな家は、おとぎ話に出てきそうですね。
現在は、現代美術や洋画、彫刻、陶芸など、
第11期の入館作家14名の作品が展示されています。
(残りの1棟では企画展を開催)
1期の契約期間は、4月から翌年3月までの一年間で、
3シーズンに分けて展示作品を入れ替えるそうです。
つまり、一人のアーティストが年3回、
同じ場所で個展をする・・・という感覚でしょうか。
美術館を訪れる人にとっては、庭を散策しながら15棟をめぐり、
いろんなジャンルの個展を観ることができる、
よくばりでワクワクする場所です。
「八千代の丘美術館」を含むこのあたり一帯は、
芸術農園「四季の里」と呼ばれているそうです。
近くにぶどう園があり、秋にはぶどう狩りも楽しめるそうですよ。
* * *
季節ごとに違った表情を見せてくれる芸術農園へ、
みなさんもお出かけになってみませんか。