こんにちは。kakukakuです。
広島のまちは今、2つのお祭りでにぎわっています。
平和大通りを舞台にした花の祭典「フワラーフェスティバル」と、
お菓子の祭典「ひろしま菓子博」。
フラワーフェスティバルは今日が最終日で、
菓子博は5月12日まで開催中です。
みなさんも、花とお菓子の甘い香りに誘われて、
お出かけになってみませんか。
先日訪れた菓子博の会場では、昭和の香りがする懐かしいスイーツ、
「クリームぜんざい」に再会できました。
JR広島駅の駅前で、戦後60年にわたって営業されていた、
「甘党たむら」さんの看板メニューを再現したものです。
小豆と砂糖、水あめを混ぜてシャーベット状にした、
さっぱりとした甘さのクリームぜんざい。
戦後の限られた食料で作ったこのスイーツは、
街の復興に汗を流す人たちの楽しみの一つだったそうです。
親子二代の常連さんもたくさんいて、
2008年、駅前の再開発を見据えて閉店された時は、
昭和の面影とともに消える味を惜しむ声が多く聞かれました。
その人気はいまだに根強いようで、菓子博の開催にあたり、
広島県内の若手菓子職人が甘党たむらのご主人に指導を受け、
2種類の復刻版「廣島クリームぜんざい」を完成させたそうです。
砕いたモナカの上にクリームぜんざいをのせたスタンダードは300円。
宮島の杓子のカタチをしたクッキーに原爆ドーム型のモナカ、
抹茶ときなこアイスをトッピングした「世界遺産スペシャル」は500円。
どちらも菓子博の屋外会場「にぎわい味わいゾーン」で販売されています。
ひろ〜い菓子博会場を歩き疲れたら、
昭和のクリームぜんざいでひと息いれませんか。