みなさんは最近、どんな映画を観られましたか?
洋画・邦画を問わず原作のある作品は、
本を読んでから映画を観るか、映画を観てから本を読むか、
迷うところですよね。
ベストセラー小説が映画化された場合は、
すでに読んでいることも多いのですが、
原作があることを知らずに観て感動した映画の場合は、
迷いがなくていいですね。
最近、映画館で観て、結末を知ったうえでもう一度観て、
さらに原作があることを知って、本を買い求めた作品があります。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督の
「鑑定士と顔のない依頼人」という映画です。
トルナトーレ監督とえば、映画好きな少年と映画技師の物語
「ニュー・シネマ・パラダイス」を思い出される方も多いでしょう。
脚本も自身で手がける監督さんですが、
「鑑定士と顔のない依頼人(原題:La migliore offerta)」の本は、
トルナトーレ監督の初めての原作小説だそうです。
そこにも心ひかれて、本を手に取ったのですけどね。
物語は、美術品の鑑定士と謎の依頼人をめぐって展開しますが・・・
映画の結末はもちろんのこと、小説を読んでわかったことも、
ここにはひと言も書けない上質で繊細なミステリーです。
余計なお世話ですが、あえて書かせていただけるなら、
「映画を観たあとに読む」をおすすめしたいですね。
* * *
ちなみに、この映画にはリピーター割引があって、
同じ映画館に半券を持って行けば、
二回目以降は1000円で観ることができます。
(詳細は映画の公式サイトで確認してください)
一度観たらきっと、視点を変えてもう一度観たくなる映画です。
二回目は全く違う構図の物語が見えてくるかもしれませんよ。
なので、興味のある方は、できれば初回をお早めに!