こんにちは。kakukakuです。
三次市の奥田元宋・小由女美術館で開催されている、
「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」
を観に行って来ました。
ある雑誌のインタビューで、この展覧会のことを
「誰が来ても楽しめる、国民的写真展ですよ」
と篠山さん自身が語られていましたが、まさにその通り。
巨大なポートレイトで埋め尽くされた会場では、
ざまざまな年代の方が、それぞれの眼差しで、
人間力にあふれた写真と向き合っておられました。
展示は5つのセクションで構成されていて、
第1会場から順路通りに鑑賞できるよう、受付で案内図を渡されます。
まず目に飛び込んできたのは、
「GOD(鬼籍に入られた人々)」のポートレイトです。
そこから「STAR(すべての人々に知られる有名人)」、
「SPECTACLE(私たちを異次元に連れ出す夢の世界)」と続いて、
第2会場の「BODY(裸の肉体—美とエロスと闘い)」へ。
「SPECTACLE」のセクションでは、歌舞伎とディズニーランドという、
2つの夢の世界が私たちを迎えてくれます。
この競演にワクワクして、しばらくその場を動けませんでした。
そして、最後の第3会場では、
「ACCIDENTS(2011年3月11日—東日本大震災で被災された人々の肖像)」
と向き合うことになります。
* * *
それぞれの会場で、壁一面に引き伸ばされた迫力あるポートレイトは、
写真集で見たことがあるそれらとは、別物のように感じられました。
美術館という空間の持つチカラが、
写真力をさらに強めているのかもしれませんね。
* * *
「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」は、
中国横断自動車道・尾道松江線の三次—松江間開通を記念して、
4月14日まで開催されています。
みなさんもお出かけになってみませんか。