こんにちは。kakukakuです。
先日、ご近所のお寺さんに、広島出身の児童文学者
鈴木三重吉先生が眠っておられることを初めて知りました。
大正7年に「赤い鳥」という児童雑誌を創刊し、
芥川龍之介や北原白秋などの協力を得て、
日本の児童文学を確立したといわれている方です。
私も「赤い鳥」の名作集を読んだことがあり、
作品や功績については、おおよそのことは知っていたのですが、
こんなに近くにお墓があるなんて・・・
今まで知らなかったことへの申し訳なさと、
ご縁をつないでいただいたような感謝の気持ちで、
手を合わさせていただきました。
そのお寺さんは広島市の大手町にある「日蓮宗 無量山 長遠寺」。
今からおよそ400年前に建立された、由緒ある寺院です。
墓碑には、生前、鈴木三重吉先生が自分で書かれたという、
「三重吉永眠の地 三重吉と濱の墓」の文字が刻まれています。
濱は奥さまの名前ですね。
文学者の墓碑は、これまでにも拝見したことはありますが、
自筆書の墓碑というのは珍しいのではないでしょうか。
毎年六月には、三重吉忌法要も行われているそうです。
その折りにはまた、お参りさせていただきたいと思います。