こんにちは。kakukakuです。
この夏、話題になった宮崎駿監督の映画、
『君たちはどう生きるか』をご覧になりましたか。
まだの方もいらっしゃるでしょうから、
映画の内容については語らないことにしますね。
映画のタイトルは、
宮崎監督が少年時代に読んで感銘を受けた、
吉野源三郎さんの小説と同じだということは、
ご存じの方も多いでしょう。
で、私は映画を観たあと、小説を読んでみました。
映画の脚本は宮崎監督のオリジナルなので、
原作ではありません。
けれど、小説の存在は以前から知っていたので、
一度読んでみたかったのです。
小説が最初に発表されたのは1937(昭和12)年。
当時の日本は、軍国主義が勢力を強めていた時期
だったそうです。
『君たちはどう生きるか』は、そうした状況の中で、
子どもたちに自由で豊かな文化を伝えようとした、
『日本小国民文庫』の中の一冊だったそうです。
それから、80年以上も読み継がれているのですね。
読後の私の素直な感想は、読んで良かった。
ちっとも古くないし、これからの人生にだって、
何かしら支えになってくれる。
映画をきっかけに、本を読むことができました。
宮崎監督、ありがとうございました。