こんにちは。kakukakuです。
広島の街を散歩するときに、
持って歩きたくなるような本を見つけました。
城下町として栄えた江戸時代の地図と、戦前の地図、
そして、現在の地図を見比べながら町歩きができる、
『古地図と歩く広島』という本です。
1945年の8月6日に投下された原子爆弾によって、
広島の文化や生活の記憶は断ち切られてしまいましたが、
積み重ねてきた歴史が消えてなくなったわけではありません。
そうした記憶を掘り起こして、
「昔を知ることは、今を照らす灯りになる」
という思いから、この本は出版されたそうです。
ページをめくってみると、
今、路面電車の本通電停がある鯉城通りは、
明治時代まで川が流れていたことが分かります。
「西堂川」と呼ばれていたこの川は、広島城を建設するとき、
資材を船で運ぶために掘られた運河だったとか。
当時は、いくつかの橋が架かっていて、
その中の「鷹野橋」という名前だけが、
今も地名として残っています。
自分の住んでいる街の歴史が、
まるで『ブラタモリ』のような視点で見えてくる、
おすすめの本ですよ。