広島市西区にある泉美術館で開催されていた、
「ハナサクモリの芸術家たち」という展覧会に行ってきました。
「ハナサクモリ」というのは、アート活動に力を入れられている、
社会福祉施設・太田川学園にあるギャラリーの名前だそうです。
あいさつ文には、こう書かれていました。
—木々と川、そして光。
自然に抱かれて、作品群が花のように咲いている。
私たちは、それを、あるがままに受け取る。
この名前には、そういう願いが込められています。—
あふれるばかりの創造力によって生み出された作品は、
誰にも似ていない、その人だけの作風と色づかいで描かれています。
「いのちの花」という言葉が、ふと心に浮かびました。
太田川学園では、300名余りの利用者のうち約4分の1が、
絵画や書などの制作活動に参加しているそうです。
今回の展覧会では、その中から5名の絵画作品が展示されていました。
施設の仲間たちから「巨匠」と呼ばれ、
国内外の展覧会でもその名を知られている方々や、
太田川学園の壁という壁に不思議な壁画を描き続けている方など・・・。
作品とともに制作風景の動画も公開されていて、
その独創的なアートが生まれる貴重な瞬間を見せていただきました。
泉美術館での展覧会は6月10日で終わってしまいましたが、
いつか太田川学園の「ハナサクモリ」にもおじゃましたいと思っています。