こんにちは。kakukakuです。
みなさんは、秋の夜長に読みたい本がありますか。
いつもは黙読している本を「語り」で聴くと、
いつもとは違う想像の扉を開いてくれるようです。
広島県立美術館の向かい側にあるギャラリーGで開催中の
「第1回 竹元恵美子 語りの会」に行ってきました。
竹元さんは主に広島で活躍している役者さんです。
美しい声とことばで語られる名作の世界を、
音楽と美術とのコラボで、観せて、聴かせてくれる会でした。
演目は、田辺聖子の「姥処女〜「姥ざかり」より〜」と、
芥川龍之介の「薮の中」。
昭和の大阪を描いたコメディと、中世を舞台にしたミステリー。
対極にあるような物語ですが、竹元さんの語りは、
二つの世界に「声」で私たちをいざなってくれます。
「薮の中」は、黒澤明監督の映画「羅生門」の原作としても有名ですね。
語りの枠を超えた一人芝居のような話芸で、
観客を薮の中に引きずり込んだ竹元恵美子さん。お見事でした!
「第1回 竹元恵美子 語りの会」は、
今日11月5日(日)の14時からの公演が千秋楽です。
(当日券はワンドリンク付きで4,000円)
みなさんも、お出かけになってみませんか。