こんにちは。kakukakuです。
8月6日、広島市の中央公園(ハノーバー庭園)にある「平和の鐘」が、
66年ぶりに広島の空に響き渡りました。
戦後、焼け跡から集めた金属も鋳込んで造られたというこの鐘は、
昭和24年に行われた第3回平和祭(現在の平和記念式典)以来、
一度も鳴らされたことがなかったそうです。
式典の会場が中央公園から平和記念公園に移ったこともあり、
長い間、忘れられた存在だったとか。
そういう私も、この場所を何度か通り過ぎたことがありますが、
鐘の存在に気をとめたことはありませんでした。ごめんなさい!
初代「平和の鐘」は盗難に遭って行方不明になり、
現在吊るされている鐘は2代目だとか。
(ちなみに、平和記念資料館に展示されているのは5代目の鐘です)
被爆70年を迎えた今年、
世界の平和を願う市民の皆さんの手でよみがえった「平和の鐘」は、
これからも毎年8月6日に打ち鳴らされるそうです。
そして、今日8月9日は長崎の祈りの日です。
以前、長崎の平和公園を訪れたときに見た鐘のことを思い出しました。
「長崎の鐘」という随筆を書かれた永井隆博士の記念館を訪れたあと、
その鐘の前でしばらく空を見上げていたことも・・・。
* * *
広島と長崎の願いを託された鐘の音が、
どうか世界に届きますように。未来の空に響きますように。