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ききみる日記

広島の木に会いにいく

こんにちは。kakukakuです。

8月が近づくと、広島の本屋さんには、

平和を願って書かれたさまざまな本が並びます。

子ども向けの本もたくさんあり、未来へ「伝える」ということが、

ますます大切になっていることを実感します。

その中の一冊、『広島の木に会いにいく』という本を読みました。

作者の石田優子さんはドキュメンタリー映像作家です。

東京で生まれ育った石田さんと被爆樹木との出会いは大学生のとき。

初めて広島の平和記念公園を訪れ、アオギリの木の下で

語り部の沼田鈴子さんから体験談を聞いたそうです。

そのとき芽生えた想いが、この本を誕生させたのかもしれませんね。

被爆樹木を見守りつづけ、治療をしている樹木医さんがいること。

子どもの頃に遊んだ木のことを、覚えている人たちがいること。

原爆投下から2年後に、広島と長崎の木をたった一人で調査して、

卒業論文として発表した大学生がいたこと・・・。

この本には、広島に暮らしていても知らなかったような、

木にまつわるいろいろな話が綴られています。

夏休みには、本を手に広島の木に会いにいく子どもたちが

増えるかもしれませんね。