こんにちは。kakukakuです。
広島県立美術館で開催されている
「スペイン・リアリズム絵画の異才 磯江毅展」に行ってきました。
「広島への遺言」というサブタイトルが付けられたこの展覧会は、
2005年から広島市立大学芸術学部の教授として、
後進の育成に力を尽くされた磯江毅さんの回顧展です。
磯江さんについては以前、
「19歳でスペインに渡り、圧倒的な細密描写で、
写実を超えて存在の本質を描く画家として注目された」
という内容の記事を、どこかで読んだことがありました。
写実を超えて存在の本質を描く・・・って、どういうこと?
そのときは、正直よくわからなかったのですが、
今回、本物の絵を目の前にして、
記事に書かれていたことが実感できた気がします。
まさに、百聞は一見に如かず、ですね。
会場で印象に残ったのは、
一つ一つの絵の前で、近づいたり、離れたり、
しばらく立ち止まって観ている人がとても多かったこと。
わかります。その気持ち。
どの絵も、すーっと流しては観られないのです。
この展覧会は5月24日(日)まで開催されていますから、
興味のある方は、ぜひぜひぜひ、ご自分の目で確かめてみませんか。