こんにちは。kakukakuです。
今年は、童話作家・新美南吉(にいみ・なんきち)の
生誕100年に当たる年だそうです。
「ごんぎつね」や「手ぶくろを買いに」、
「でんでん虫のかなしみ」など、
ちょっと切ない物語の作者ですよね。
私が「ごんぎつね」を初めて読んだのは、
小学校の教科書だったと思いますが、
その結末に胸がザワザワしたのを覚えています。
皆さんは、どうでしたか?
先日、広島市立中央図書館に本を借りに行ったとき、
館内にある広島文学資料室のサテライト展示で、
「ごんぎつね」が取り上げられていました。
そこで知ったのですが、「ごんぎつね」が世に出たのは、
広島出身の作家・鈴木三重吉(すずき・みえきち)が創刊した、
「赤い鳥」という児童文芸雑誌への投稿だったそうです。
あとでいろいろ調べてみると、
昭和7年、「赤い鳥」に初めて掲載された「ごんぎつね」には、
鈴木三重吉によって添削された箇所がいくつかあるようです。
とすると、手を入れられる前の新美南吉の原稿は、
どんな言葉で綴られていたのか・・・
一字一句読んでみたい気もしますね。
広島市郷土資料館では
ー「ごんぎつね」が語る昔のくらしー
という企画展を開催しているそうです。
物語の中に描かれている、昔の道具や情景が再現されているとか。
こちらもぜひ行ってみたいと思います。