こんにちは。kakukakuです。
見終わったあとに長く余韻が残る映画を、
立て続けに2本、映画館で観てきました。
2012年キネマ旬報ベスト・テンの日本映画部門で、
1位と2位を受賞した作品です。
第86回を迎えたこの映画賞は、世界的に見ても長い歴史があり、
映画ファンの間では中立で信頼できる賞といわれているそうです。
その日本映画部門でベスト・ワンに輝いたのは「かぞくのくに」。
安藤サクラさんが主演女優賞も受賞した作品です。
2位は、朝井リョウさんの青春小説を映画化した
「桐島、部活やめるってよ」。
ちなみに3位は、北野武監督の「アウトレイジビヨンド」でした。
みなさんはご覧になりましたか?
「桐島、部活やめるってよ」は、
まるで自分も高校生に戻ったような気分で観ていたのですが、
クライマックスにガツン!とやられて、
エンディングの曲にズキン!と胸を打たれまくりました。
高橋優さんの「陽はまた昇る」という曲です。
熱いです。青春です。痛いほどリアルです。
* * *
音楽といえば、「かぞくのくに」では映画の上映前と後に、
女性が歌う「白いブランコ」が流れていました。
どこかで聴いたことがある、やさしくてきれいな声だなぁ・・・
と思って調べてみたら、アン・サリーさんの歌声でした。
映画のイメージソングということで、
ビリー・バンバンの名曲をカヴァーしたのだそうです。
で、わが家に1枚だけあるアン・サリーさんのアルバム
「こころうた」を久しぶりに聴いてみました。
あー、やっぱり素敵です。
映画の余韻は、別の記憶まで呼び覚ましてくれました。
* * *
「かぞくのくに」と「桐島、部活やめるってよ」。
全く違う題材の2作品ですが、それぞれのリアリティーに、
引き込まれ、圧倒された映画でした。