こんにちは。kakukakuです。
広島市内を走る路面電車に乗って、
つり革につかまりながらぼーっとしていたら、
こんな広告が目に止まりました。
「らとちゃん」は
サザエのつぼ焼きでは
ありません。
・ ・・・・・らと、ちゃん?
・ ・・・・・つぼ焼きじゃない???
あー、そうかそうか、石見銀山のサザエね!
と、私は電車にゆられながらガッテンしたのですが、
みなさんは石見銀山とサザエの関係をご存じですか?
* * *
「らとちゃん」は石見銀山(島根県)の世界遺産登録5周年を記念して、
一般公募で決まったマスコットキャラクターだそうです。
モチーフになったのは、螺灯(らとう)と鉱夫の衣装。
螺灯とは、かつて石見銀山の間歩(坑道のこと)で使われていた、
サザエの殻に油を入れて火を灯すあかりのことです。
これが、その螺灯を再現したものです。
実は以前、このブロクでも紹介したことがあるのですが、
石見銀山の大久保間歩を歩くツアーに参加したとき、
ガイドの方に頼んで写真を撮らせてもらいました。
石見銀山では、日本海でとれたサザエの殻にエゴマ油を入れ、
畳表に使うイグサを芯にしていたそうです。
* * *
というわけで、石見銀山にゆかりのあるサザエが、
マスコットキャラクターになったのですね。
「らとちゃん」は恥ずかしがり屋だけど、
いったん火がつくとソコヌケに明るい性格なのだとか(!?)
頭でゆれるリボンのような小さな炎が、
人々の心や地域の未来にあかりを灯してくれるそうです。
火がつくとどんな風にテンションが変わるのか、
リアルらとちゃんに会ってみたくなりました〜♪