こんにちは。kakukakuです。
最近読んだ本の中で、おもしろかった一冊を紹介します。
タイトルは「野口さん、宇宙ってどんなにおいですか?」。
野口さんというのは、あの宇宙飛行士の野口聡一さんです。
2009年の12月から半年間、国際宇宙ステーションに長期滞在した、
野口さんだからこそ語れる宇宙のくらし。
使わない足の裏が赤ちゃんみたいにつるつるになる話や、
いちばん多い落としものは食事中のスプーンというエピソードなど。
宇宙ステーションの日常がリアルに伝わってきて、
あっという間に読んでしまいました。
本のタイトルにもなっている“におい”については、
「宇宙ステーションの中だけでなく、
宇宙そのものにもにおいはある」と野口さんは答えています。
それはどんなにおいなのか・・・
興味のある方はぜひ本を読んでみてください♪
これは、野口さんが宇宙ステーションの窓から撮影して、
ほぼ毎日のようにツイッターに投稿していた写真の中の一枚です。
現代アートのようですが、場所はブラジルのアマゾン川。
宇宙からアマゾン川を見た野口さんは、
「川は地球の血液なんだな」と思ったそうです。
* * *
地球に帰還してカプセルのハッチが開いた瞬間、
野口さんが感じたのは、宇宙にはなかった草原の草のにおい。
それから、風の音が聞こえてきて、
地球に帰ってきたことを実感したそうです。
この本のおかげで、宇宙のくらしや宇宙飛行士という職業が、
なんだかちょっと身近なものに思えてきました。
ありがとうございます!野口さん