こんにちは。kakukakuです。
9月9日の「重陽の節句」に菊の和菓子をいただきました。
菓銘は「着綿(きせわた)」。
菊の花に綿をかぶせた姿をうつした生菓子です。
「菊の節句」とも呼ばれるこの日には、
菊の花を飾り、菊の花びらを浮かべたお酒を飲むなど、
延命長寿の花といわれる菊にちなんだ風習がたくさんあります。
和菓子のモチーフになっている「着綿」もその一つ。
重陽の前夜、庭に咲く菊の花に真綿をかぶせ、
翌朝、露や香りがしみこんだその綿で体をぬぐい、
菊の霊力で若さが保たれるようにと願ったそうです。
この風習を、小林一茶は俳句に詠みました。
「 綿きせて十程若し菊の花 」
・ ・・なんですって?・・・10ほど若い!?
それは聞き捨てなりませんね。
こうした伝統行事の多くは、
旧暦のほうが本来の季節に合っているようですから、
まだチャンスはあります!
今年は確か10月23日が旧暦の9月9日。
ですから、その前日、10月22日の夜に、
みなさんも「着綿」をしてみてはいかがでしょう。
そういう私が、うっかり忘れそうですから、
カレンダーにメモしておきます。
* * *
若さを保つ「着綿」は、
もの忘れにも効き目があるでしょうか???