こんにちは。kakukakuです。
広島を舞台にした重松清さんの小説「とんび」がドラマ化され、
エンディングで流れた曲に、心をわしづかみにされたのが今年の1月。
アコーディオンの音色と、しゃがれた力強い歌声が、
昭和の匂いがするモノクロームの写真に重なって、
鳥肌が立つくらいカッコよかったのです。
それが、踊ろうマチルダの「箒川を渡って」という曲だと知って、
いつかライヴで聴いてみたいと思っていたのですが・・・
その願いは、8月6日の夜、広島で叶いました。
「踊ろうマチルダ」って何? 曲名じゃないの? バンド名?
という方のために、ちょっと解説を。
私も、ついこの間まで???だった、にわかファンなのですけどね。
「踊ろうマチルダ」というのは、
釣部修宏さんのソロ・プロジェクトによるアーティスト名です。
オーストラリアの古い歌「Walzting Matilda」に由来するネーミングだそうで、
「マチルダ(=荷物)と踊る」といえば、
「放浪の旅をする」という意味なのだとか。
いいですねぇー。放浪という言葉を聞いただけでゾクゾクします。
けれど、その夜、ライヴで聴いた歌声は、
放浪という言葉の響きをはるかに超えてゾクゾクッ!!
ギターをかき鳴らして歌う「この町の行く末」。
8月の広島だからこの曲を・・・と、
語りかけるように歌ってくれた「夏の終わり」。
そして、アコーディオンを弾きながら歌う姿に圧倒された「箒川を渡って」。
どの曲も、ズシンと心に届きました。
YouTubeにもアップされているので、
興味のある方はぜひぜひ聴いてみてください。
* * *
歌のチカラって、ほんと、すごいですね。
みなさんは、どんな音楽に心を揺さぶられてますか?