こんにちは。kakukakuです。
「所変われば品変わる」ということわざがありますね。
土地にはそれぞれ風俗や習慣があり、
同じものでも土地が違うと名称や使い方が違う、という意味です。
英語にも同じような慣用句があります。
So many countries, so many customs.(国の数だけ習慣がある)
そして、妖怪の世界でも、
土地が変われば、姿かたちが変わるようです。
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以前、この「ききみる日記」で、広島に伝わる妖怪を紹介しました。
小さな石に宿る妖怪で、名前は「婆多婆多(バタバタ)」。
これが鷹野橋の商店街入口にある、バタバタの石像です。
かわいいですね。悪さをする妖怪には見えません。
石版に刻まれた由来によると・・・
バタバタとムシロをたたくような音を立てる正体不明の妖怪で、
江戸時代、広島城下で起こった大火災のあとに、
鷹野橋界隈に出現するようになったとか。
なるほど。音を立てるだけで、特に危害を加えることはないようです。
あんまりうるさいと、迷惑ですけどね。
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バタバタは別名「畳叩き(タタミタタキ)」とも呼ばれています。
妖怪の聖地!境港の水木しげるロードでは、
バタバタではなく「畳叩き」という名前でブロンズ像になっている
と聞いて、ちょっと前ですが実物を見に行ってきました。
あ、わざわざ、じゃないですよ。それほどマニアではありませんから。
JR境港駅の駅前、鬼太郎交番のすぐ近くに・・・いました、いました!
広島の石像と比べて、かなりダイナミックです。
近づいてみると・・・
駄々をこねるようにジタバタ、バタバタして、
やんちゃそうですねー。
今にもうしろに倒れそう。見事なのけぞりっぷりです。
氷の上だとイナバウワーもできたりして。
顔の表情も広島のバタバタとはかなり違いますね。
夜中に畳をたたくような音を立てるのは同じですが、
境港の妖怪は、一度たたき出したら止まらない!って感じ。
どちらも、人前に姿を見せることはないようですが、
もしも夜中にバタバタという音が聞こえてきたら、
やんちゃなほうの姿を想像しそうです。
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梅雨のひととき、少しはなごんでいただけましたか?
ところ変われば妖怪も変わる。という話でした。
では、また。
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☆今日のお誕生日☆
6月5日(日)のお誕生日はおひとりです!
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たかしさんへ
お誕生日おめでとうございます!
この1年が充実した年となりますように…☆
From kaorin
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