こんにちは。kakukakuです。
あまりに感動すると言葉が出てこない、って本当ですね。
先日、生まれて初めて大型船の進水式を見て、
「すごいねー、すごいねー、ホントにすごいねー」
としか言えない自分に、あきれるやら笑えるやら。
子どもたちも大勢見学に来ていましたが、
間近で見る巨大な船の海デビューを、どのように感じたのでしょうか。
聞こえてきた声は、やっぱり「すごいねー」でしたけど・・・。
* * *
場所は、瀬戸内海に浮かぶ生口島(いくちじま)。
この日、めでたく進水式を迎えたのは、
全長183メートル、4万6千トンの自動車運搬船です。
造船所に着いてこの姿を見た瞬間から、気分はもう海の上。
船酔い体質の私でも、乗ってみた〜いと思ったほどです。
横にまわって見ると、うわっ!?想像をはるかに超える大きさです。
進水準備完了の合図でシャンパンを船首に当てて割る、
このセレモニーでロープを切るのは、女性の役目だそうです。
なぜなら、進水式は船の出産だから。知りませんでした〜。
シャンパンが割れ、船がゆっくり船台の上を滑りはじめると、
くす玉が割れて五色のテープと紙吹雪が舞い上がります。
あ、あ、あー、ちょっと待ってー!
カメラ越しに見ていたら、あれよあれよという間に、
船尾から海に向かって進んでいきます。
ボン・ヴォヤージュ!・・・ん?進水式の場合は違うかな?
とにかく、おめでとー!
船が動きはじめて着水するまで、時間にして1分くらいでしょうか。
でも、感覚としては一瞬の出来事。もっと見ていたい!また見たい!!
これで進水式見学にハマる人が、たくさんいるのでしょうね。
わかります、その気持ち。
向こう岸には、船を見送る誇らしげなヘルメット姿。
造船マンの間では「進水式は必ず晴れる」というジンクスがあるそうで、
この日もきっちり雨は降りませんでした。
素晴らしい仕事を見せていただき、ありがとうございました。